Dishwasher_ – Dishwasher_

Dishwasher_は、ベルギーの豊穣なグルーヴとジャズ・シーンにおける新たな才能の波の最新の弟子たちである。とはいえ、彼らを任意の音楽スタイルの制約に限定してしまうのはもったいない。2019年の結成以来、ゲントを拠点とするこのトリオは、あらゆるジャンルを試しながら、今や正当に自分たちのものと呼べる現代的なサウンドを作り上げてきたのである。2023年4月にSdban Ultraからリリースされるセルフタイトルのデビュー・アルバムで、彼らは印象的な第1章を締めくくり、ユニークで多様ながら首尾一貫したグルーヴ主導のカット集を提供している。

Diswasher_をジャズバンドと呼ぶのは相応しくないが、即興演奏とある種の自由なアプローチが、アルバムの楽曲制作と演奏のプロセスにおいて重要であることは事実である。Werend、Louise、Arnoの3人は、構造、テクスチャーの実験、曲の長さの調整、他の様々なスタイルの影響（電子音楽、中東、バルカン音楽、ダンス、ヒップホップ、そしてメタル）の導入により、彼らのライブのエネルギーと相乗効果をこのアルバムで表現しようと特に考えています。

その結果、このアルバムはDiswasher_の音楽的アイデンティティと過去数年間の芸術的探求を、個人として、バンドとして、純粋かつ率直に表現したものとなっている。エフェクトのかかったサックス、シンセサイザーの多様なレイヤー、フィンガーピッキングのリックからディープでドローン的なベーストーンまで飛び回るベースギター、ドラムは時にドラムコンピューターのように、また時に繊細なリズムのコードとして聞こえる。この3人がどれだけ深く潜って全く新鮮で新しいものを探してきたかは明らかだ。