Dawn Again – Every Dog’s Hotel

ARTIST :
TITLE : Every Dog’s Hotel
LABEL :
RELEASE : 2/23/2024
GENRE : ,
LOCATION : Melbourne, Australia

TRACKLISTING :
1.Every Dog’s Hotel
2.Foam Party
3.Journey Through The Schoonerverse
4.Wonky Friendz
5.Kneverending Knockoffs
6.Backyard Paradiso
7.Hard Earned Thirst (Bonus Track)

2024年の幕開けを飾るのは、オーストラリア出身のプロデューサー、の新作『Every Dog’s Hotel』は、彼が “パブウェーブ”と名付けた、ドリーミーでブレイク主体のダウンテンポ・チューン。

メルボルンを拠点に活動するNick Verweyは、HouseworxやEnjoyment Divisionといったレーベルから10年以上にわたってソロやコラボレーション作品を発表。ダンサブルなグルーヴとレイドバックしたムードが対になった世界。彼のローファイ・サウンドは陽光と夕日が似合うもので、屋上や砂浜、あるいはゆったりとしたリビングルームで盛り上がりたい大人のためのもの。しかし、この新しいアルバムは、ニックと彼の友人たちがお気に入りの共同飲酒スポットを逃していた監禁中に作られたもので、彼は「pubwave」と表現しています。

「当時、Heights of Abraham、Pork Recordings、Baby Mammoth、Bullitnutsといった90年代や00年代のダウンテンポ・チルアウトをよく聴いていたと彼は説明。彼は、同じようなものを自分流に作ろうと思いつき、最初は友人の話し言葉による詩を乗せていたのですが、レコーディングになるとそれが全くうまくいかなかったので、後にニックがヴォーカルなしで再挑戦するまでお蔵入りになっていました。このプロジェクトは何年もかけて完成させたもの。最終的な仕上がりは超自慢です。ドリーミーでバレアリックな “パブウェーブ”の雰囲気はそのままに、仲間のホリー・ハントが描いたゴージャスなジャケット・ペイントが付いているんだもの。オールド・ネプチューンっていうイギリスの古い隠れ家なんだけど、文字通りビーチにあるパブほど、その概要に釘付けになるものはないよね」

脚の長いブレイクとソフトなシェイカーが、メロディックな星空を眺めながら体を揺らすよう促すタイトル・トラックで幕開け。「Journey Through The Schoonerverse」は、ゆるやかなブレイクと絵画のようなシンセのスミアで雲へのサスペンソリー・トリップ、「Wonky Friends」は、より重厚でありながらダビングされたスローモーションのハウス・キック、「Kneverending Knockoffs」は、生々しいパーカッションとアシディックなトゥイッチでエネルギーを上昇させ続け、暖かい午後の靄の中を旅します。そしてデジタル・ボーナスの「Hard Earned Thirst」は、Dawn Againの豊かなレイヤーのシンセとゆったりとしたブレイクを堪能できる追加曲。

この上なく居心地の良い『Every Dog’s Hotel』は、車を停めてドリンクを飲みながら、贅沢で逃避的なダウンテンポサウンドに浸れる場所。