David Grubbs & Liam Keenan – Your Music Encountered in a Dream

夢を見ているときに音楽を聴き、目が覚めたらそれを再現できると確信したことを覚えていますか？結局のところ、あなただけが目撃者だった音楽。振り返ってみれば、なぜ2度目に聴くような下品なこと、ましてや共有するようなことでその経験を台無しにしてしまうのでしょうか？皆さんを驚かせるつもりはありませんが、David GrubbsとLiam Keenanが枕の裏側から「Your Music Encountered in a Dream」を携えて戻ってきました。

どうやって？

夏から秋に移り変わる頃、シドニーでエレキ・ギターのデュエットを録音するために出会ったのです。オーストラリアで2週間ほどライヴをやったりやらなかったりしたGrubbsが、ぐったりしていつもとは違って冷静だったから。シドニー在住のLiam Keenanは、Meteor Infantという名義で歌と曲作りに専念しており、このセッションからは臆することのない発見精神を純粋に感じることができる。この3曲のスケールの大きな即興演奏には、本当に何かが起こっているのです。The NecksやTony Buck、Chris Abrahamsのソロ・レコーディングを無意識のうちに参考にしているのかもしれません。単体でのピッチのジャグリングやインタープレイから、ストリングスの恍惚とした語り合い、電子音楽としてのギター音楽まで、この啓示的な出会いには終わりを探すような要素はほとんどありません。夢の終わりを早めることもなく。最初の出会い、万歳。