Daniel Villarreal – Lados B

2020年10月15日と16日、ドラマーのDaniel Villarrealは、ギタリストのJeff ParkerとベーシストのAnna Butterssと共に、ロサンゼルスのChicali Outpostの裏庭で2日間の午後のレコーディングを行いました。3人のミュージシャンにとって、パンデミックによって世界が封鎖されたわずか7ヶ月前以来、直接会ってのアンサンブル・レコーディング・セッションは初めて。このセッションからいくつかの選りすぐりの瞬間が、絶賛された2022年のビジャレアルのアルバム『Panamá 77』に収録されましたが、ほとんどの楽曲は未発表のままでした。

この『Lados B』は、ビジャレアル、パーカー、バタースの3人が2020年の2日間に作り上げたハイレベルな自発的音楽に深く切り込んだ作品。ビジャレアルは、Fania Recordsのラテン・ファンクやBrain Recordsの異世界のようなヒューマニティ・トランスに影響を受けたような流れで、即興演奏のための様々なリズム・モードや構造を通してグループをリードし、パーカーとバタースは、（パーカーが最近リリースした『Mondays at the Enfield Tennis Academy』や、マカヤ・マクレイヴンが2018年にリリースしたLP『Universal Beings』のLA盤で聴くことができる）一緒にフリーで演奏した豊富な経験を生かして、自発的なメロディズムのためのハーモニック・ブイを構築。その結果、歴史上特に豊かな瞬間の文脈、創造性、集団的構成が美しく鮮やかに描かれています。