Cura Machines – Neuro

ARTIST :
TITLE : Neuro
LABEL : Records
RELEASE : 2/2/2024
GENRE :
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.CELL/BODY
2.SUTURE
3.INVERSION LAYERS
4.NEURO
5.CORDELL
6.HEADLAMPS
7.PRE-DAWN BLUE
8.ZOSA

このアルバムでリスナーが遭遇するかもしれないのは、痛み、幸福感、あるいは私たちが一日の生活の中で感じる無数の感覚や印象のひとつを伝達するニューロンの音に至るまで。『N E U R O』は、Daniel Leaによる新しいプロジェクト、のデビュー・アルバム。

CURA MACHINESという名前は、Leaがイタリアのアンコーナに旅行した際、廃墟と化した病院で目にした看板に由来しています: Prima E Dopo La Cura(治療の前と後)。失われたもの、あるいは発見されたもの、激しく操作され脈打つシンセサイザーの中で変換されたもの、その間にある音こそが、ここでの修復なのです。Ben Frostによる肉体的なミックスと、Yair Elazar Glotmanによるリ・アンプされたベースのテクスチャーが轟くこのアルバムは、トランス・モーフィングされたアペギアが瑞々しく、身震いし、クワックし、灰のような火花となって舞い上がります。

20世紀初頭、詩人Rilkeは、融合した頭蓋骨プレートの縫合パターンが、当時最新技術であった蓄音機によって演奏される可能性を提唱しました。そして、「Suture」のようなトラックでは、このような具現化されたサウンドが得られます。囁きと警報のつかの間のパルスの中で縫い合わされ、縫い合わされた神経脳のケーシングのクローズアップされた発掘。
個人は晒され、孤立していますが、救いの手が差し伸べられるかもしれません。

あるいは、不機嫌な私立探偵の孤独のサウンドトラック、神経症や洗脳された陶酔的な美の未来の時代を舞台にしたパルプ小説。「Terminal Zone」や「Inversion Layers」のような、セルロイドのフレームの中で点滅する音楽。筋書きは、脳のエミュレーション、トランスヒューマニストによる人類そのものに対する犯罪というSF的で偏執的な物語になりやすい。夜の2番街トンネルのレーシング・トラッキング・ショット、ライトアップされた血管と動脈が華麗に広がるフリーウェイ。ラスト・トラック「Zosa」は、昼と夜の境界線を示すもので、月のひずみが弱まり、潮の満ち引きが落ち着き、街に命が吹き込まれるとき。