CLARAGUILAR – Figura

舞台美術家でマルチ・インストゥルメンタリストのクララギラールは、作曲家およびライブ・パフォーマーとして、舞台芸術から映画へと活動の場を移している。ここ数年、エレクトロニクスやサンプリング・エレメントとオーケストラ・アレンジメントを融合させたサウンドスケープを創作し、サウンドトラックやサウンドデザインの創作に関しては、スペインの演劇シーンの中心的存在となっている。

高い評価を得たEP「Mystery is All」の後、ラプサスはクララギラールのデビュー・アルバム「Figura」を発表する。このプロジェクトの出発点は、バルセロナのスタジオOscilaとのコラボレーションと、衣装デザインを担当したスタイリストJoan Rosの協力により、美学的に舞台上で現実となる想像上の「見えないオーケストラ」というコンセプトから生まれた。

「Figura」は、エレクトロニカ、アンビエント、チェンバーポップが共存する空間であり、すべてがドラマに満ちたオペラの後光の下にある。今回もプロデューサーは、2022年後半から2023年初頭にかけて、全曲を作曲するために、非常に親密で閉鎖的な作曲プロセスに身を投じた。このアルバムは、神秘的なメッセージを秘めたオーケストラ・サンプルやチョップド・ヴォイスと融合し、メロディックな風景の中に飛び込んでいく。各トラックは、ピクセル化されたライトショーと電子楽器の生演奏であり、ステージ上では感情の幅が広がるエレガントなパフォーマンスとして披露される。