BASSOLINO – Città Futura EP

ナポリ出身のBASSOLINO(バソリーノ)が、70年代のイタリアン・ポップ・カルチャーを象徴するゴモラ風映画のサウンドトラックを再構築。「Città Futura」は、ナポリの賑やかな音楽シーンのマエストロであるバソリーノのデビュー・アルバムで、ベルリンのJakarta RecordsとナポリのPeriodica Recordsという2つの重要なレーベルから、デジタルと12インチLPのフォーマットで2024年3月1日にリリースされます。

ドラマーAndrea De Fazio (Nu Genea, Parbleu)からオルタナR&BシンガーLNDFK (Bastard jazz)まで、世界中の注目を集めるカルト・ミュージック・シーンの中心人物たちの脈打つ鼓動をフィーチャー。

2022年にナポリのラ・デリーヴァ・スタジオで録音されたこのアルバムのインスピレーションは、2020年にパンデミックによって昏睡状態に陥ったことから生まれました。世界の殺伐とした雰囲気がまざまざと感じられる中、バソリーノはイタリア映画界で忘れ去られたヒーローたちの物語を楽しむために、無限の想像力を駆使しました。1970年代のギャング映画への情熱は、彼の音楽的な巧みさと相まって、ナポリで生まれ、やがてイタリア全土で流行するようになった映画の新しいスタイルを紹介した多面的なアーティスト、ピノ・マウロの人生と作品に魅了されるようになりました。バソリーノは、「Città Futura」を通して、自分自身をこれらの魅惑的なストーリーの主人公に見立て、危険な筋書きのひねりを加え、この類似した公式を利用した現代のサウンドトラックを創作しています。

アルバムの制作についてバソリーノは次のように語っています： 「単純に音を再現するのではなく、それを現実化し、文脈化することを試みました。パオロ・ペトレッラは、その時の基本的な存在でした。私たちは何日もスタジオにこもって、メロディー、構造、可能性を探しました。私たちのサウンドは、”地中海 “というよりも “南部 “なのです」。このレコードには、コレクティヴに関連した強いアイディアがあります。各ミュージシャンは独自の表現と音色の空間を持っていて、音楽を “リバイバル “と定義できるような、あるジャンルの固定観念を壊そうとしています。挑戦はすべてそこにあります。”