ARTIST : Bambara
TITLE : Swarm [New 2023 Mix & Remaster]
LABEL : Wharf Cat Records
RELEASE : 8/4/2023
GENRE : noiserock, postpunk
LOCATION : Brooklyn, New York
TRACKLISTING :
1.Clearing Out the Weeds
2.Her Sister Touya
3.An Ill Son
4.Black
5.Like Waves
6.I Don’t Mind
7.Filled Up With Night
8.It’s Nothing
9.All the Ugly Things
10.I Can’t Recall
11.In Bars
12.As Her
Drew Vandenberg (Shadow on Everything, Stray)による2023年リミックスとCarl Saffによるリマスターのおかげで、陰鬱な「An Ill Son」、完璧にダイナミックな「Black」、ポップでいびつな「All the Ugly Things」といったBambaraのライヴ・セットの人気曲を、後年のレコーディングに匹敵するオーディオ・フィデリティで聴くことができる。
Gilla Band、Algiers、IDLESといった同世代の新星たちとともに大規模なツアーを行い、その後、複数の海外ツアーでヘッドライナーを務めるようになったBambaraの内臓に響くような激しいパフォーマンスのファンにとって、『Swarm』はミッシング・リンクのような役割を果たすだろう。
ブルックリンを拠点とするバンバラは、2009年にジョージア州アテネで結成して以来、そのノイズ・ロック・ブルータリズムに磨きをかけてきた。2枚目のフルアルバムとなる『Swarm』では、バンドはそのアプローチを鋭く焦点化し始め、その結果、基礎となる大成功を収めた。
2013年のデビュー作『Dreamviolence』での純粋なノイズの実験の後、バンドはここで後のトレードマークの多くを発展させ始めた。The Birthday Partyのマニアックな戯言や初期SwansのブルータリティとThe Gun Clubのもつれたルーツ・パンクを融合させ、ヴォーカル/ギターのリード・バテの歌詞や、後にリリースされるShadow On EverythingやStrayで効果的に前面に押し出されることになる “スパゲッティ・ウェスタン “な雰囲気にスポットライトが当たり始めた。
『Tiny Mix Tapes』誌は、バンドの1st LP『Dreamviolence』について、「完全無欠の苦悩がこれほど良い音になったことはない」と絶賛している。Swarmはそれをさらに良くした。この12曲で、バンバラは、時にはめちゃくちゃな世界に立ち向かう唯一の方法は、そのレベルまで沈むことだということを証明した。Henry Rollinsが当時簡潔に表現したように、これは “REALLY COOL RECORD “なのだ。