A-Sun Amissa – Ruins Era

ARTIST :
TITLE : Ruins Era
LABEL :
RELEASE : 2/9/2024
GENRE : ambient,
LOCATION : Manchester, UK

TRACKLISTING :
1.A Sad, Pathetic End to a Long Downhill Slide
2.The Diamond Lodge
3.You Never Knew It but I Really Was Your Friend
4.A New Precipice
5.Head Towards the Fog
6.Abbatoir Quarter

陰鬱なミニマリズム、忍び寄るフィードバックの噴出、焦げたエレクトロニクスの間を漂う『Ruins Era』の長さは70分に達し、間違いなくのこれまでで最も野心的な作品。

2020年にシネマティックでメランコリックな『Black Rain』が発表されたのに対し、『Ruins Era』は2019年の『For Burdened』や『Bright Light』でフィーチャーされたような多様なアヴァン・ロックへの回帰。壊れたドゥームレッドなコードと、より実験的な広がりのあるサウンドを織り交ぜて。

A-Sun Amissaは、インディペンデント・レーベルを主宰し、Shield Patterns、The Rustle of the Stars、Of Thread & Mist、Glissandoなど、長年にわたって数え切れないほどの音楽活動に携わってきたミュージシャン兼アーティスト、リチャード・ノックスの主要プロジェクト。アンダーグラウンドでDIYな音楽に20年近く携わってきたノックスが、アートワークのデザイン、スリーブやグッズのシルクスクリーン、ショーのブッキング、ビデオの制作など、プロジェクトに参加し、ビジョンを持ち続けているのは自然なことです。

『Ruins Era』は、ノックスがダービーシャー州グロソップの自宅近くで開催されたフェスティバルのためにA/Vインスタレーションを開発するよう依頼され、ほぼ2年の歳月をかけて制作されたもの。As Below So Above』と題された3時間の新曲は、わずか数ヶ月で書き上げられ、フェスティバルで1セット丸ごとライブ演奏されました。ノックスは映像作家のオウェイン・パシウシュコに映像制作を依頼。ノックスは、『As Below So Above』と同様、ギターにルーク・バティア(Tutherun、From the Kites of San Quentin、Profane)、クラリネット、ヴォイス、シンセにクレア・ノックス(Shield Patterns、Bleaklow)が参加。

濃密な音の重なりは隠れた音のディテールを提供し、ここでのプロダクションは明らかに鍵。ギザギザのオーバードライブ・サウンドを好み、完全に吹き飛ぶギリギリのところで、新たな領域へと突き進む実に珍しいノイズのパレットへと発展。ホバリングするドローンにクラリネット、ギター、ピアノのモチーフが交錯し、歪んだシンセとリズムが意識下に忍び寄り、アルバムの中心的ムーヴメントであるA New Precipiceでは、Gizehのレーベルメイトでロンドンのポスト・メタル・ノイズ・カルテット、Wrenのオーウェン・ジョーンズがヴォーカルを担当。

A-Sun Amissaの作品の多くがそうであるように、リファレンスや影響を特定するのは難しく、『Ruins Era』全体を通して、それらは相変わらずとらえどころがなく、夢中にさせるものであることが証明されています。

Ruins Era』についてのリチャード・ノックスのコメント:
「A-Sun Amissaはとても前向きなプロジェクトです。このアルバムでは、プロダクションを新たなレベルに引き上げ、音源が分からなくなるまで遊び、実験し、音を壊したかったのです。今までに聴いたことのないサウンド、ほとんど繰り返されることのない新しいサウンドを作りたかったのです。このレコードの多くの要素は、ペダルを通してフィードバックされ、コンピュータのAuxセンドを通して再アンプされ、バラバラにされました。私は最初からこのアプローチをとっていたので、このアルバムの作曲と開発の核となる部分でした。このアルバムは本当の旅であり、アルバム制作に費やした時間の中で最も長いものになりました。”