Yard Act – “The Trench Coat Museum”

予告通り、イギリスのバンド、Yard Actが2022年初頭にデビュー・アルバムをリリースして以来初の新曲を携えて戻ってきた。バンドとRemi Kabaka Jr.(Gorillaz)のプロデュースによる “The Trench Coat Museum” は、Yard Actのポスト・パンクにインスパイアされたサウンドにエレクトロニックな要素を加えたもので、楽しいパーカッションが印象的なこの曲は即座に心を掴まれる。

「”The Trench Coat Museum” は、私たちのあらゆるものに対する認識が、集団的にも個人的にも、その瞬間には計り知れないスピードで、時間とともにどのように変化していくかを歌っているんだ」とフロントマンのJames Smithは言う。「社会のどのような場所にいようとも、自分たちの信念が “文化的規範” であるべきものの絶対的な頂点にあると考えることはよくある。我々はひとつなのだ」

ビデオは、常連のヴィジュアル・コラボレーターであるJames Slaterが監督し、曲のアイデアを実際のトレンチコート・ミュージアムにした、これもまた勝者である。スレーターは、「このビデオは、ファースト・アルバムで探求したYard Actの世界を継続し、拡大する役割を果たしている。30年後の未来が舞台で、奇妙でディストピア的なトレンチコートの博物館で、謎めいた人物(訪問者)が音声ガイドツアーに参加する。この曲は8分の大曲なので、展示物に命を吹き込み、展示ツアーから倉庫でのレイブに移行できるようにしたかった。これは偶然ではなく、彼らの次のアルバムに合わせたYard Actの映画の第1部だと考えています」

Posted on 07/13/2023