tindersticks – “New World”

Tindersticksが復活し、9月13日にCity Slangからリリースされる14枚目のスタジオ・アルバム『Soft Tissue』を発表しました。

新作のテーマについて、バンド・リーダーのStuart Staplesはアルバムの冒頭の一節(”ベイビィ、僕は落ちていた、でも僕が落ちていたのは、ただ世界が上昇しているだけだと思っていた”)を引用し、「Soft Tissueに収録されている全ての曲は、どこかこの混乱を宿しているようだ。破壊に絶望し、自分に責任があると疑っている」と語っています。音楽的には、2016年の『The Waiting Room』以来、バンドのアウトプットは反動的だったように思います。2019年の『No Treasure But Hope』は極めて自然体なレコーディング・プロセスで、それまでの数年間の実験的なプロジェクト(『High Life』、『Minute Bodies』)への反動もあり、2021年の『Distractions』はバンドで最も濃密で実験的なアルバムになりました。このような極端なアプローチをやめ、曲作りの厳しさとバンドが一緒に演奏する喜びを、より硬派な実験的アプローチと融合させる方法を見つける時が来たと感じました。

アルバムには、2月にリリースされた “Falling, the Light” が収録されており、ニューシングルは “New World”。音楽的には70年代のソウルからインスピレーションを得ており、ステイプルズが監督し、アルバムのアートワークもデザインした娘のシドニーが制作したストップモーション・アニメーションの陶器人形が登場するミュージック・ビデオ付き。

「シドが小さな陶器のキャラクターを作っていたので、彼女にバンドのキャラクターを作ってくれるように頼んだんだ」とスチュアート。不毛の岩から、見慣れない、もしかしたら毒があるかもしれない豊穣な果物まで、見知らぬ土地を渡るストップモーションの旅に連れて行こうよ」。シドは風景を組み合わせ、人物をミリ単位で動かしました。ニール・フレイザーが写真を撮り、私たちが編集しました」

Posted on 05/14/2024