Water From Your EyesのRachel Brownは、2012年からThanks For Comingとしてソロ作品をリリースしており、今回リリースされるEP ‘What Is My Capacity To Love?‘からのリード・シングルの”Loop”は、Water From Your Eyesの狂気じみたポスト・ジャンルの実験性がEPに含まれていることを示唆していますが、本日リリースされた”Unlimited Love”は、もう少しストレートなインディー・ポップ。この曲の名前は、Red Hot Chili Peppersの最近のアルバムにちなんだもの。この曲についてのブラウンのコメント：
「”Unlimited Love”を書いたのは、初めてのヨーロッパ・ツアーから帰ってきたとき。私はWater From Your Eyesという別のバンドをやっていて、アメリカ・ツアーからヨーロッパ・ツアーに入ったばかりだったんです。初めての大規模なツアーで、成長痛のようなものがたくさんありました。でも、ヨーロッパに行って、それまで国を離れたことがなかったし、これほど多くの公演を連続して行ったこともなかったし、これほど居心地が悪くて不確かなこともなかったから、自分がいる場所に縛られずにいられることが、本当に自由に感じられるようになったの。
その瞬間にいることができ、その瞬間の記憶もなく、周りの人が何を言っているのかさえもわからないというのは、本当に素晴らしいことでした。そのような世界を見る機会がなかったので、すべての瞬間に感謝することがとても簡単でした。すべてが畏敬の念を抱かせるものであり、同時に典型的なものであり、どこに行っても人生は人生なのだと知ることができてよかったです。人々と出会い、つながり、自分のこれまでの人生とはかけ離れた世界を経験するのは素晴らしいことでした。本当に普遍的な愛の感覚を感じると同時に、自分の人生におけるこんな小さな関係に対して本当に心を痛めました。私はあまりポジティブな感じの曲を書かないのですが、この曲を書いていて、自分がどのように世の中を動かしていきたいのか、自分がなりたい人間に成長しているのか、実際に何かを学んでいるような気分になりました。愛について、その関係性ではなく、概念としての愛、生き方としての愛、あらゆる場所におけるあらゆるものと自分をつなぐ方法としての愛について、希望を感じました。この曲は、当時私と友人たちの間でとても話題になっていたレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム名にもちなんでいます」
ブラウンが監督した “Unlimited Love” のビデオには、前述のWater From Your Eyesのヨーロッパ・ツアーの映像が使われています。
