Sextile – “New York”

ロサンゼルスの脱力系ポスト・パンク・バンド、Sextileは10年代に数枚のアルバムをリリースしたが、2018年のEP『3』のリリース後に解散した。 彼らは長く離れていたわけではない。バンドメンバーのMelissa ScadutoとBrady Keehnは、2019年に元バンドメイトのEddie Wuebbenが亡くなった後に再結成し、”Modern Weekend “と “Contortion “というトラックで戻ってきた。そして今、Sextileは新たなラインナップ、新たなレコードレーベル、新たなサウンドを手に入れ、ニューアルバムもリリースする。

ギタリスト兼シンセ奏者のCameron Michelがバンドに加入したことで、Sextileはトリオ編成となり、Sacred Bonesと契約した。彼らはSacred Bonesと契約し、今年の夏の終わりには、よりストレートなダンス・ミュージックの方向性を押し出したニュー・アルバム ‘Push’ をリリースする予定だ。プレスリリースの中で、スカドゥートは次のように語っている。「私たちは、これらの曲の基準のひとつが、『その曲で実際に踊れるか』ということだと話した。この基準を設定したのは初めてだと思う。ダンス・ソングばかりを集めたアルバムにしたかったんだ」

新曲 “New York” は、”Modern Weekend”、”Contortion”、”Crassy Mel” と並んで ‘Push’ に収録されている。彼の故郷への賛歌である “New York” は、ジャックアップされたBPMと縦横無尽に蠢くシンセ・サウンドが特徴的な、マキシマリスト・レイヴ・アンセムだ。非常に安っぽく、とても楽しい。

ディレクターのジム・ラーソンが手がけた “New York” のビデオでは、スカドゥートと友人たちがニューヨークを駆け回り、大はしゃぎしている。この秋、セクスタイルはDIYシンセ・パンカーN8NOFACEと共にツアーに出る。

Posted on 07/25/2023