Sarah Mary Chadwick – “Drinkin’ on a Tuesday”

ニュージーランド出身でメルボルンを拠点に活動するソングライター、Sarah Mary Chadwick(サラ・メリー・チャドウィック)は、この10年以上、ギターをメインにした作曲からピアノをメインにした作曲へと移行する中で、ある種の不穏な内省性(そしてかなりグロテスクな自作アルバム・アートの美学)を保ちつつ、唯一無二の、伴奏の少ないバロック・ポップ・バラードに磨きをかけてきた。彼女の8作目となる最新アルバム ‘Messages to God‘ は、Kill Rock Starsでの初アルバムであり、彼女がBandcampにアップロードした最初の音源のひとつがElliott Smithのカヴァーであったことを考えると、何か一周したような感じがする。

チャドウィックの歌詞は常に個人的な領域を掘り下げてきたが、ニュー・アルバムからの最新シングルは、週の半ばに飲みに付き合ってくれる友人、あるいは物事が荒れたときに、それを正してくれるような、人型ではない人生の柱を称えるという、楽観的な方向に進んでいる。「この曲の歌詞は、人生を生き抜き、立ち直るためのスターター・キットのようなものだと思う」と、チャドウィックは “Drinkin’ on a Tuesday” について話している。「この曲は、飲酒についてというよりも、生きていることの面白さについて歌っているんだ」

この曲のStacey Sian監督によるビデオは、大切な友人とのバーでの一夜(おそらく火曜日)を描いており、このような関係を物語っている。

Posted on 08/15/2023