タインサイド・パンクの5人組、Pit Ponyが昨年リリースしたデビュー・アルバムは、そのインディペンデント・レーベルが持つDIYのエネルギーと共鳴し、考え抜かれ、大暴れし、完全に実現されたものでした。このアルバムでは、繊細でニュアンスに富んだ社会的批評、サイケデリックなギターの倦怠感を通してよく表現された感情の弧が継続され、さらに昇華されています。
Pit Ponyは昨年、リーズのレーベルClue Recordsから絶賛された ‘World to Me’ をリリース。このアルバムは、母性、政治的挫折などのテーマを、力強い楽器の増強に裏打ちされた知性で描いています。
ニュー・シングル “Accidental Doom” は、未発表曲 “Fuzzy” （フィジカル盤のみ）とのカップリングで、前述の特質をより研ぎ澄ました形で表現。サイケとクラウトの境界線上にあるマニアックなギターは、最適なペダルの奔放さを持ち、曲のアウトロでは激しく火花を散らしています。
