Emma Witmer によるソロプロジェクト gobbinjr が、8年という長い歳月をかけて磨き上げた待望のニューアルバム『crystal rabbit moon』を4月10日に Substitute Scene からリリースします。かつてのローファイなルーツを脱ぎ捨て、ミニマルな構成の中にテクスチャーの優雅さを追求した本作は、ベッドルーム・ポップとドリーミーなサイケデリアの間を自在に行き来します。映画のような広がりと、すぐそばで囁くような親密さが共存する、驚くほど透明感のあるサウンドへと進化を遂げました。
先行シングル第2弾となる「stars implode」は、柔らかなシンセの持続音と、Emma Witmer の卓越したベースラインが際立つ粘り強いリズムで幕を開けます。楽曲の骨組みを保ちながら、要素が消えては新たな形で現れる万華鏡のような展開が特徴です。一瞬のノイズやサンプルが差し込まれ、ファジーなパンクの熱量を見せたかと思えば、再びシュールでキャッチーなポップスへと回帰していく、緻密で中毒性の高い一曲に仕上がっています。
この楽曲のテーマについて Emma Witmer は、悲しみを「内省、記憶、そしてタイムトラベル」として捉えたものだと語っています。夜空の星がすでに消滅していても、その光が何年もかけて私たちに届くように、亡き人が与えてくれた影響は日々の中に残り続けるというメッセージが込められています。若くして去った遠い友人へのオマージュであり、決して色褪せることのない光を描いた感動的な賛歌となっています。

