Yellowcard – Childhood Eyes EP

ARTIST :
TITLE : Childhood Eyes EP
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RELEASE : 7/21/2023
GENRE : ,
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TRACKLISTING :
1. Three Minutes More
2. Childhood Eyes
3. Hiding In The Light
4. Honest From The Jump
5. The Places We’ll Go

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90年代から2000年代にかけてのポップ・パンクのメインストリームでの成功を経験した人たちには、イエローカードの画期的なアルバム『Ocean Avenue』のリリースから20年が経ったことが信じられないかもしれない。バンドにとって画期的なアルバムとなった『Ocean Avenue』と、その3枚組シングル「Way Away」、「Ocean Avenue」、「Only One」は、メインストリームのラジオやMTV、VH1のミュージック・ビデオ・ローテーションの定番となった。さらに、その後のアルバム『Lights and Sounds』と『Paper Walls』での継続的な成功は、現在、数十年にわたる広範なディスコグラフィへの道を切り開く助けとなった。画期的なアルバムから20年、数回のラインナップの変更、活動休止と解散を経て、ベテラン・グループは復活し、若返った創造的精神と、 Recordsからの初リリースとなるEP『Childhood Eyes』で武装している。

EPのフル・リリースに先駆けた唯一のシングルであるタイトル曲「Childhood Eyes」は、EPの中で最も弱いカットである。この曲のリリースとそれに伴うEPの発表は、の復活を記念し、確固たるものにするのに役立ったが、EPの残りの曲と比べると、この曲は平坦で、未熟きわまりないリリックがある。Childhood Eyes」のコーラスはキャッチーだが、EPの他の曲やグループのディスコグラフィにあるアンセム的なコーラスに比べると、地味で中途半端な感じがする。さらに、この曲のブリッジとアウトロの両方で「I am the love you need」が繰り返されるのは冗長に感じられ、この曲がよくて平均的なままであることを保証する。

EPのタイトル曲に限ったことではないが、もう1つの批判は、長年のバイオリニストであるショーン・マッキンがEPの大半でミックスにかき消されていることだ。Yellowcardのサウンドを特徴づける要素のひとつであり、初期から同世代のバンドとは一線を画してきたMackinのヴァイオリンが輝く瞬間は、『Childhood Eyes』でも相変わらず壮大に感じられる。ヴァイオリンがミックスに埋もれてしまっているのは、Yellowcardのバンドとしてのアイデンティティの真髄のひとつを損なっている。