WaqWaq Kingdom – Hot Pot Totto

日本が誇る “民謡フットワーク” デュオ、WaqWaq Kingdom – Shigeru Ishihara (DJ Scotch Egg / Seefeel)とKiki Hitomi (ex-King Midas Sound)-が、熱狂的な喜びのニューアルバム ‘Hot Pot Totto’ をリリースした。

ボーカルのKiki Hitomiは、”Hot Pot” と “Ottotto” という2つの単語が組み合わさっていると語る。”オットット” は日本語の “おっとっと” に相当し、誰かが転びそうになったが、なんとかバランスを取り戻したときに言う言葉だ：「危なかったけど、もう大丈夫！」。伝統的な日本の民謡に、ジャマイカのダンスホール、フットワーク、ダブ、テクノ、トライバル・ポリリズム、スーパーファミコンのサウンドトラックを融合させたサイケデリックな鍋のようなもの」）、プロデューサーのShigeru Ishiharaが東アフリカで現地のミュージシャンと過ごした時間、そしてデュオの映像美が持つ白昼の幻覚剤と相まって、WaqWaq Kingdomのド迫力、スリリング、抗いがたい3枚目のリリースは、ユニークな乗り物となっている。処理された声、フロアを揺るがすビート、目まぐるしく変化する色彩が、心臓の鼓動を早めるBPMと結びついている。

表向きは祝福的なインパクトだが、テーマ的には、’Hot Pot Totto’ は世界の深刻な生態系の現状を訴えている。「人類のせいで地球温暖化が深刻な問題となり、地球は破局に向かっている。私たちは崖っぷちに立たされているのです。私たちは正しい道に戻らなければならない。アルバム・タイトルのottottoは、この経験、つまり軌道修正の必要性を指している。しかし、これは嘆く音楽ではない。激しく反抗的で、色彩と歓喜に満ち、私たちはできるという楽観主義を維持している」

このアルバムの歌詞は、「災いを転じて福となす／笑う門には福来る」というキーワードを中心に、人類が物質的な利益のために地球を犠牲にしてきたことに言及している。