Russell Haswell – Reality Therapy

“私が選んだテーマとスタイルは、私たち皆が経験したこの奇妙な時期に、私の周りの世界で起こっていたことを反映している。ナヴァルニーの投獄、コヴィッドの封鎖、混乱した政府など、80年代や90年代初頭との類似性を感じずにはいられなかったので、音楽には、その時代の様式的なテーマや音の引用を、よりポジティブでユーモラスな光に置き換えたものが含まれている”

2019年の『37 Minute Workout Vol.2』以来となるラッセル・ハスウェルのDiagonalでの新作は、コヴィッド期とその前後にYouTubeでリアルタイム動画フィードが吸収され続けていることへの応答である。10曲を通して、ラッセルは自身の青春時代や、ストライキ、階級闘争、抗議行動で区切られた政治情勢とのつながりを作っている。