Pile – Hot Air Balloon EP

2024年1月5日にExploding in Sound Recordsからリリースされる ‘Hot Air Balloon’ EP。

「緻密で喚起的」（Pitchfork）、「広範で驚くほど美しい」（NPR）とプレスに評されたPileの最新アルバム ‘All Fiction’ は、バンドの進化における画期的な作品。プロジェクト発足から16年、バンドのクリエイティヴな焦点は変わらず、質感豊かな音楽を追求してサウンドを再構築する原動力となっています。’All Fiction’ には、新たな章の始まりという発見があふれています。Pileの音楽はヘヴィで擦れるようなものだと思われていましたが、バンドは雰囲気作りやシュールな静けさに長けていることが証明されました。実験的なサウンドスケープに傾倒することで、停滞を避け、野心的な構造、オルタネート・チューニング、そしてPileの代名詞となった長年にわたる鍛え抜かれた緊張感で、そのオープンマインドに報いています。

Rick Maguire、Kris Kuss、Alex Moliniの3人組であるPileは、’All Fiction’ の制作中にスタジオでインスピレーションを得、レコーディング、実験、操作、変異、そして曲のレイヤーに精力的に取り組み、豪華なオーケストレーション、心を揺さぶるシンセ、抽象的なテクスチャーを駆使。標準的な “ロック・バンド” の枠にとらわれず、Portisheadや Aphex Twinのようなアーティストからインスピレーションを受け、自分たちのサウンドを新たな領域で探求しながら情熱を再燃。セッションの結果、バンドは生産性を高め、気がつくと12曲以上の楽曲を完成させ、LP1枚分の制作時間の枠をはるかに超えていました。熟考の末、レコードから曲が抜かれましたが、それは決して「脂肪を削ぎ落とす」ためではなく、どの曲が単独で最もよく成り立つかを考慮した結果でした。

バンドのUSツアーが現在進行中の中、パイルは次のリリースを発表。2024年1月5日にリリースが予定されているこのアルバムは、直接的なものから抽象的なものまで、あらゆる方向で実験しているバンドの姿を捉えたもの。Paste誌が「瞑想的なスロー・バーン」と評した”Scaling Walls”に続き、バンドはこのEPのタイトル曲”The Birds Attacked My Hot Air Balloon”を発表。