Michael James Tapscott – The Beasts of History

ARTIST : Michael James Tapscott
TITLE : The Beasts of History
LABEL : Royal Oakie Records LLC
RELEASE : 5/5/2023
GENRE : altcountry, folk, ssw
LOCATION : El Cerrito, California

TRACKLISTING :
1.Reno News (Intro)
2.Cheap Hotel
3.The Hills of Montreal
4.Bobby’s Army Jacket
5.Roll, Little Sparrow
6.The Lonely Evergreen
7.Bobby’s Reprise
8.Los Peñasquitos Falls
9.When Lisa Got Pregnant
10.Her Mysterious Past
11.Leopard Print Coat

‘The Beasts of History’ は、サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とするミュージシャン、のニューアルバムで、2004年からOdawas, China, More Animals of the Arctic, Pacific Walkerのメンバーとして、そして現在は自身の名前でレコーディングとパフォーマンスを行っています。’The Beasts of History’ は、2022年12月に ‘Michael, the Worst’ EPをリリースした後、 Recordsからのフルレングスデビューとなります。

約4年の歳月をかけて制作されたこのアルバムは、アメリカのエフェメラという異質なものから、マイケルの鮮やかなソングライティングとカントリーロックギター、アンビエントシンセ、フィールドレコーディング、4トラックカセットのヴィネット、孤独なピアノバラード、フレットレスベースソロが組み合わさり、他にはない魅力的な楽曲群を生み出しています。11曲の楽曲は、サム・シェパードの一幕劇のように、破滅的なアンチヒーローや美しい敗者たちが登場する作品です。

プロデュースはDavid Glasebrookで、Gospelbeach, Howlin’ Rain, Sugar Candy Mountain, Papercuts, Elephant Micah, Tarnation, Odawas, Yea-Ming and the Rumoursなどのメンバーが参加したアルバムとなっています。冒頭のサウンドコラージュ「Reno News (Intro)」から、「Cheap Hotel」のシネマティックノワール、そしてクローズの「Leopard Print Coat」のサイケデリックスワールまで、このアルバムは11曲からなるアウトサイダーアメリカーナのモンタージュである。Bobbie Gentryの小さな町のドラマ、The Beach Boysの黄金時代のポップ、The Beau Brummelsの「Bradley’s Barn」の孤独なジャングル、Lee Hazlewoodの響くメロディ、そしてアンビエント・フォークの実験的なエトスを思い起こさせる。

は、自分を際立たせるものは、彼の背後にある生きたドキュメントであり、様々なペルソナや交代するコラボレーターのカタログであると語っている。この「The Beasts of History」ほど、それが顕著に表れている作品はありません。タプスコットの語り口と、コラボレーターのユニークな貢献が融合し、その総和をはるかに超えるものに仕上がっています。