Marina Rosenfeld – Teenage Lontano

ARTIST : Marina Rosenfeld
TITLE : Teenage Lontano
LABEL : Room40
RELEASE : 10/15/2021
GENRE : ambient, experimental
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.Teenage Lontano
3.roygbiv&b

‘Teenage Lontano’ と ‘roygbiv&b’ は、それぞれ2008年と2011年に制作された、作曲家兼アーティストのマリーナ・ローゼンフェルドによる2つの重要な作品である。どちらの作品も、ティーンエイジャーのために想像され、ティーンエイジャーによって演じられる合唱曲です。

ニューヨークの巨大なパークアベニュー・アーモリーで初演された’Teenage Lontano’ は、ハンガリーの作曲家イェルギー・リゲティが1960年代に作曲したオーケストラのための名曲を、ローゼンフェルドが画期的な「カバーバージョン」として制作したものです。’Teenage Lontano’ は、ヘッドフォンをつけたティーンエイジャーの列によって二分された、没入型のサウンド環境として再構築されています。33 1/3rpmの音速で回転するラウドスピーカーの下で、10代の若者たちの声が、リゲティの不協和音の多和音を、心を揺さぶるような無防備さで表現しています。’Teenage Lontano’ は、2020年にムジカ・ストラスブールの一環としてフランスで初演されるなど、3大陸で上演されています。

‘roygbiv&b’ では、曲の断片が非同期に、時には騒々しく詠唱され、ROYGBIVという頭文字を意図的に聞き間違えることで、ゆるやかに構成されています。 oは “oh”(”Oh, oh, oh, oh…”)、yは “why”(”Why should my heart…”)、gは “je (suz) “といった具合です。この作品のタイトルにある余分な「b」は、R&Bの「blue(s)」へのオマージュです。

この作品は2011年にニューヨーク近代美術館で初演されました。今回収録されているのは、2014年にサウス・ロンドン・ギャラリーで行われたもので、地元のサウス・ロンドンの人々によって実現され、彼らのスタイルやジャンルの関連性が強調されたものとなっています。どちらの作品もこれまで未発表でした。