Lord of the Magi – Soul Exchange

ARTIST :
TITLE : Soul Exchange
LABEL :
RELEASE : 10/13/2023
GENRE : ,
LOCATION : Copenhagen, Denmark

TRACKLISTING :
1.Departure
2.Él Es Deê
3.Neptune Horizon
4.Andaman Blue
5.Morphology
6.Fog Surfin’
7.Soul Exchange
8.Approaching the End
9.The Stand Still

滲み出るような色彩と精巧に彫刻された楽器の層が印象的なは、Tartelet Archivesからアンビエント・リフレクション・アルバムとしてリリースされた。

コペンハーゲンを拠点に活動するTheo Nicola Anker(テオ・ニコラ・アンカー)は、その音楽性に様々な側面を持っている。しかし、この ‘Soul Exchange’ では、スタイルにこだわることなく、より純粋な感情表現に集中している。これは、彼が育った牧歌的な生活への本能的な賛歌であり、都心のアパートから愛情を込めて送られてくる。ギター、ペダル、シンセといった彼が選んだ道具は、メッセージの媒体である。

「私は個性、キャラクター、カリスマ性のある音楽を高く評価している」とアンカーは言う。 メロディック、リズム、作曲、ミックス・テクニックなど、ひとつのアイデアだけでトラックを作ることはない。常に全体像、全体的な雰囲気が大事なんだ」

Paxton Fettel名義での初期の作品は、Great Cottage Workshopなどのレーベルからリリースされており、ジャジーな音楽性と雰囲気のあるアンビエント・プロダクションへの彼の親和性を感じることができた。’Soul Exchange’ では、ソフト・アタックとスロー・リリースのコードによる支配的なサウンドが、ギターの鋭い音や、キック型のパーカッシブ・パルスのまばらなしゃっくりによって遮られることもある。作品ごとに異なる物語が語られる。アンカーがビートレス・プロダクションを追求した結果が、まとまりのある作品として現れたのだ。

‘Soul Exchange’ では、全体的なムードは誘うような静謐なものだが、メランコリーやちょっとした摩擦を感じるスペースも十分にある。それは、感情的な内容だけでなく、オーガニックな要素とエレクトロニックな要素の自然な相乗効果にも表れており、健全でホリスティックなリスニング体験として丸みを帯びている。

「このアルバムは、困難な時期に経験した感情、思考、感情の反映であり、投影である」とアンカーは説明する。「このアルバムは、困難を乗り越え、変化を受け入れながら反対側に出てくる過程を体現している。

このアルバムの絶妙なディテールは、リード・シングル ”Él Es Deê” でふんだんに表現されている。この曲は、中間の距離で揺れ動くパッドと、前方で踊る尖ったメロディーの数々で、サイケデリックな傾向を表現している。この曲は鮮やかで、エネルギーに満ち溢れている。