Leo Takami – Next Door

巧みなジャズ・ギター、プログレ・ロック・ファンタジア、そして日本の環境音楽。好評を博した『Felis Catus & Silence』に続く『Next Door』では、時間、季節、意識といった通過点を反芻。 音楽を通して、レオは日々の出来事を熟考し、何気ない瞬間に美を見出しています。彼はまた、世界に閉じこもることの価値を問いかけ、それを超えた何かに向かって心をさまよわせているようでもあります。彼の音楽はひたむきで、深く個人的で内省的で、ルソーの『孤独な散歩者の回想』や宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に似ています。

“As If Listening”では、時系列に構成されたゴッホの個展からインスピレーションを得て、創作行為に内在する「悟りを開いたような諦め」の感覚を表現。”Beyond”は異世界のノスタルジアの夢、過去の人生の水彩画。彼の音楽は、記憶の朧げな映画館であり、実際には起こらなかったかもしれない大切な記憶のサウンドトラック。