Keiko-Higuchi – Vertical Language

ARTIST : Keiko-Higuchi
TITLE : Vertical Language
LABEL : Black Editions
RELEASE : 2/28/2022
GENRE : jazz, ssw, avant
LOCATION : Tokyo, Japan

TRACKLISTING :
1.scenery one
2.scenery two
3.scenery three
4.the still
5.the still 02 okesa/ おけさ節
6.the still 03 motherless child/ 時には母のない子のように
7.the still 04 black orpheus/ 黒いオルフェ
8.the still 05 esashi oiwake/ 江差追分

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東京を拠点に活動する Keiko Higuchi は、アンダーグラウンドな即興演奏、ジャズ、アバンギャルドの世界で、ソロ演奏と幅広いコラボレーションで国際的に知られるヴォーカリスト、インストゥルメンタル奏者である。’Vertical Language’ は、光と闇、形と虚無が同居する、刺激的で美しいアルバムです。ソロヴォイスとピアノ、そしてベーシストのルイ・イナージュとのデュエットで、樋口の歌と即興演奏は思いがけない道を歩み、彼女の声とピアノは荒々しく、魂に響くように浮かび上がる。樋口の声とピアノは、荒々しく、ソウルフルに浮かび上がり、まばらな音が共鳴し、強烈な音の層となって、徐々に形づくられる。日本の伝統音楽、精神音楽、ジャズやボサノバも取り入れながら、決してそれらに偏ることのない、素直でパーソナルな音楽。

‘Vertical Language’ は単なるアルバム・タイトルではなく、樋口が過去20年間に培ってきた独特の音楽的アプローチを指している。彼女の音楽は、決められた「水平」な音楽のリズムや構造ではなく、呼吸や脈拍を中心としたものである。それは、アーティストの身体と音とのつながりを明らかにするものです。彼女の音楽では、ピアノの和音と声が瞬時に鳴り響き、広がり、新しい方向へと浮かび上がっていく。音楽は、静寂と負の空間、日本の「間」の概念、そしてどんな瞬間や音も含むかもしれない小さな「不完全さ」を取り込んでいる。彼女の音楽におけるそれぞれの瞬間は、前に来たもの、次に来るものと同じように染み込んでおり、それぞれの音は空間の中に広がり、決して一つの視点から見ることはできない。樋口の音楽は、彼女も私たちもまだ見ることのできない場所へ、私たちを常に連れていってくれるのです。