Ibelisse Guardia Ferragutti & Frank Rosaly – MESTIZX

ARTIST : Ibelisse Guardia Ferragutti & Frank Rosaly
TITLE : MESTIZX
LABEL :
RELEASE : 5/3/2024
GENRE : , ,
LOCATION : Chicago, Illinois

TRACKLISTING :
1.INVOCAÇÃO
2.DESTEJER
3.BALADA PARA LA CORPORATOCRACIA
4.TURBULÊNCIA
5.MESTIZX
6.BARRO
7.SABER DO MAR
8.BLESS THEE MUNDANE
9.DESCEND
10.WRITING WITH KNOTS
11.SIRINUS

ボリビア生まれのシンガーでマルチ・メディア・パフォーマー、Ibelisse Guardia Ferragutti(イベリセ・グアルディア・フェラグッティ)と、シカゴ在住の著名なジャズ・ドラマー、Frank Rosaly(フランク・ロザリー)の共同作曲家、編曲家、ミュージシャンとしてのデビュー・アルバム『MESTIZX』。

アムステルダムを拠点に活動するフェラグッティとロザリーは、結婚と芸術のパートナーとして、ボリビア、ブラジル、プエルトリコというそれぞれの祖先のルーツの音に分け入り、脱植民地化と儀式と抗議活動の反抗的な力についての深く個人的な瞑想を創作。『MESTIZX』というタイトルは、スペイン植民地時代に「混血の人」を意味する言葉として使われた、性別にとらわれない言葉。

ロザリーは次のように語っています。「私は家の中ではプエルトリコ人として育ちましたが、家の外ではそれを隠すように教えられました。スペイン語を話すことは許されなかったので、ドラムが最終的に私の言語となり、ミ・ティエラとのつながりを密かに感じていました。このアルバムは、私自身の中にあるニュアンスに初めて積極的に声を与えたもので、この中間を自分のものにすることができました。その中間にある一片の中に複雑な物語があり、その中間に生きる私たちすべてに声を与える価値があるのです」。

フェラガッティはこう付け加えます: 「私の個人的な理解は、植民地支配者と被植民地支配者、抑圧者と被抑圧者、悪魔と天使……こうして定義されたポストコロニアルの社会構造と結びついているのです。 一方では、私たちは決して一つの系統の一部ではありません。その一方で、私たちは複数の言語、文化、世界観の間を行き来するストーリーテラーでもあるのです。私たちがこの作品にMESTIZXを選んだのは、混在した状態を困難でありながら力強いものとして認識する行為としてです」

このアルバムは、主にシカゴの Studiosで制作・録音され、フェラグッティとロザリーは、Matt Lux、Avreeayl Ra、Ben LaMar Gay、Daniel Villarreal、Bill MacKay、Rob Frye、Mikel Patrick Averyなどのミュージシャンや最愛の友人たち、さらにChris Doyle、Guilherme Granado、Viktor Le Givens、Fredy Velásquezが参加しました。

アヴァン・ジャズ、アート・パンク、シカゴ・ポストロック、ボンバ、プレナ、クンビア、アンデス、ミニマル、エレクトロニカ、フォークの衝突に、ラテン・リズム・パターンと植民地時代前後のラテン・アメリカのオブラート・スイングを創造的に注入した音楽。完全に独創的でありながら、紛れもなく普遍的なサウンドは、その時々のものであり、魅力的で未来的でもある。『MESTIZX』は、Juana Molina、Café Tacvba、Max Roach & Abbey Lincoln、Liquid Liquid、Arto Lindsay、As Mercenarias、The Ex、Tortoise、Tom Zé、Elza Soares、La Mecanica Popular…のファンにとって、参考になる点や共鳴する点を含んでいます。

広大で、活気に満ちた、包括的なサウンドのスペクトラムですが、その核となる『MESTIZX』は、植民地主義が地理、歴史、アイデンティティに与える深い個人的影響について、フェラッグッティとロザリーが自伝的なステートメントを明晰に意識したコレクションです。しかし、その重い主題にもかかわらず、『MESTIZX』は、共同体、祝祭、魂を揺さぶる、感動を誘う音楽に生命線を見出すのです。