Haley Blais – Wisecrack

‘Wisecrack’ は、バンクーバーを拠点に活動するシンガー・ソングライター、Haley Blaisの2ndアルバムである。深遠さ、優美さ、ユーモアをもって絶妙に演奏される11曲の歌の中で、誰もが抱えていながら共有することの少ない実存的で日常的な悩みが赤裸々に語られる。セラピストにクールだと思われたい」といった舌鋒鋭いセリフが、メランコリックなムードに痛烈なエッジを与えている。何年も前のことに責任を持てるだろうか？/ とブレイズは歌う。笑えると同時に生々しい。

ブレイズは10年近く前、10代でYouTubeの日記的なビデオと優しいウクレレのカヴァーでコミュニティとファンベースを築いた。それ以来、10年間クラシック・オペラを歌っていたブレイズは、ソロのウクレレをギターと5人編成のバンドに持ち替えた。2020年、ブレイズはインディーズの定番であるテニスとルイーズ・バーンズとともに制作した、ジャングリーなポップ・アンセムのデビュー・フル・アルバム ‘Below the Salt’ をリリースした。このデビュー・アルバムは数百万ストリーミングを記録し、NPR、NYLON、i-Dなどの出版物から熱烈な支持を受け、ピーチ・ピットとの北米ツアーにつながった。現在、ブレイズはインディーズを代表するレーベルArts & Craftsと契約し、2023年秋に ‘Wisecrack’ をリリースする予定だ。