George Riley – Un​/​limited Love EP

George Riley（ジョージ・ライリー）は、ロンドンで最も勢いのあるR&Bの一人だ。ソウル、先進的なエレクトロニクス、アンビエンスなど、様々な要素を取り入れたプログレッシブなサウンドで、ライリーは、『interest rates, a tape』と『Running In Waves』という絶賛された2つのプロジェクトを通じて、ロンドンの活気ある音楽シーンの中で、抽象的でありながら親しみやすいニッチを切り開いてきた。”You Could Be”というクラブ・ポップ・モダン・クラシックでAnzとコラボレートしたように、ライリーの中心から外れた創造性を犠牲にすることなく、よりメインストリームに傾倒した空間へ渡ることができる能力は、常に明らかであった、 しかし今日、新曲”Elixir”とともに、彼女が伝説的なエレクトロニック・レーベル、Ninja Tuneと契約し、新作EP『Un/limited Love』を発表したことで、ライリーは蛹から抜け出し、本格的なクロスオーバーを提案するようになった。

Nick Sylvester（Channel Tres/Yaeji）のプロデュースによる”Elixir”は、ライリーをニューエイジ・ハウスの歌姫として位置づけ、ソウルフルでありながら遊び心に溢れたトーンで、新しい愛の復活を探求している。オールドスクール・ハウスにインスパイアされたプロダクション、ソフトにセットされたキー、そして徐々に浮かび上がってくるシンセサイザーのベッドに乗せた”Elixir”は、太陽のような、優しく揺らめくインストゥルメントを操るライリーの腕前を象徴している。前作がライリーの最も内省的な作品だったとすれば、”Elixir”はライリーが愛と人生の輝きと美しさを謳歌するサウンドだ。

『Un/limited Love』は、ジョージ・ライリーのキャリアの中で最も国際的な創造性の時期から生まれた作品である。LAのNick Sylvester（”Elixir”）とHudson Mohawke（”S.E.X.”）、デトロイトのJohn FM（”Skin”/”Satisfy You”/”Star”）、ロンドンの”Star”やLoraine Jamesとの”Lust”にプロデュースを提供したActressと、プロジェクトのコラボレーターを分担したことで、周囲の環境と影響のるつぼと化し、これまでプロジェクトごとに1人のコラボレーターと仕事をすることを選択してきたライリーに影響を与えた。その結果、様々なスタイルのエレクトロニック・ミュージックにオマージュを捧げつつ、ジョージ自身のアーティスティックな旅と、現在最もエキサイティングでジャンルを超えた声の持ち主へと変貌を遂げる過程を織り交ぜた、バラエティに富みながらも豪華にまとまった作品群が誕生した。