BusCrates – Control Center

ARTIST :
TITLE : Control Center
LABEL :
RELEASE : 6/23/2023
GENRE : ,
LOCATION : Pittsburgh

TRACKLISTING :
1.Get It Going
2.Floating In The Wind
3.Internal Dialogue
4.Four-Track Mind
5.Buckin’ (feat. DJ Epik)
6.Prisms
7.The Control Center
8.Clarity
9.Early Morning
10.On My Way (feat. Soraya Watti)

プロデューサー/キーボーディスト/DJのは、この2ndフルレングスを完成させるまで、長い時間をかけて着実に成長してきた。

80年代のヴィンテージ・シンセの良さと90年代のブーム・バップの首の鳴るようなサウンド、そしてソウルフルなメロディ・センスの絶妙なバランス感覚は、このアルバムのどの場面でも衰えることがない。より具体的に例えるなら、マンゼルの『Midnight Theme』LPが、特に “Prisms”、”Floating In The Wind”、”Early Morning “のようなトラックで、この奇妙な時代に合わせてアップデートされたような感じだ。このファンキーなインストゥルメンタル・ムード・ミュージックは、あなたが気づいていようがいまいが、どうしても今必要なものであり、バスクレイツがそれを提供してくれる。「Buckin’」は、このピッツバーグのプロデューサーのアルバムの数あるハイライトの中でも際立っており、Paul Hardcastle、Atmosfear、Art Of Noiseなどを強く想起させると同時に、Juan AtkinsやDerrick Mayといったデトロイト・テクノの先駆者たちのファンク/R&Bのルーツに敬意を表している。このアルバムのサウンドの旅は、ソラヤ・ワッティの素敵なヴォーカルをフィーチャーしたアルバム唯一のヴォーカル・トラック「On My Way」で最高潮に達する。この曲が80年代初期のNYのWBLSのプレイリストにあったことは容易に想像できる。ソラヤの滑らかでソウルフルな音色は、完璧なアクセントとなり、ブスクレート・マシンのセクシーなゴーストのような役割を果たしている。アルバム全体としては、1972年頃にキャデラックの8トラック・デッキからにじみ出た、洗練されたファンキーなグルーヴをポストモダンにアップデートしたような印象を受ける。

それは、「スムース」という言葉が持つ最高の意味合いをすべて含んだ音楽だ。ストリートでスムースで、シーツの間でもスムースな音楽。洗練され、セクシーで、とてもとてもファンキーなこの音楽は、毎週金曜日のストリームで蓄積されたバスの12,000人のTwitchフォロワーにとっても驚きではないだろう。彼の著名なファンや支持者には、Jazzy Jeff、Francois K、Dâm Funk、Rich Medina、Spinnaらがいる。このニュー・アルバムは、集大成であると同時に、輝かしい新局面の始まりでもある。ブスクレイトの時代はまさに今なのだ。