Blab School – Blab School

Blab Schoolはノースカロライナ出身のポストパンク・カルテット。2024年6月6日にFort Lowell RecordsからリリースされるセルフタイトルのデビューLP。ワイパーズやトーキング・ヘッズのようなアメリカのポスト・パンク・バンドから哲学的なヒントを得ながら、Joy DivisionやKilling Jokeのようなゴスに隣接するバンドのトーンも取り入れ、21世紀のパンクのしばしばダンサブルで楽しくニヒリスティックな美学を加えたBlab Schoolは、切迫感と楽しさ、アップビートと屈折、ラウドさと思慮深さを同時に感じさせる音楽を制作。

Blab Schoolが結成されたきっかけは、ノースカロライナ州ダーラム在住のドラマーが、新しいバンドを結成しようとクレイグズリストに仮の広告を出したこと。こうしてバンドは、ニューヨーク、カリフォルニア、ノースカロライナ出身の（ほとんど）見知らぬ人たちからスタート： ギタリスト兼シンガーのRyan SeagristはDiscountとBisのサイド・プロジェクトThe Kitchenのメンバー、ギタリスト兼シンガーのLizzie Killian’sはGlowing Starsと現在も活動中のTeens in Troubleのメンバー、ドラマーのDave CantwellはAnalogue、Cold Sides、In the Year of the Pigなど、90年代初頭からノースカロライナで活動する多くのバンドのメンバー、そしてベーシストのFikri Yucelはダーラムで最も有名なフェイク・フレンチ・ニューウェーブ・ゴス・バンドVeronique Diaboliqueのメンバー。

Blab Schoolは、Fikriのリビングルームで Nick Petersen（Megafaun、Des Ark、HC McEntire、そしてBon IverやMelvinsのような国内アーティストを含むNCのバンドのレコーディングやマスタリングを数多く手がけている）とセルフタイトルのLPをレコーディング。マスタリングはTodd Rittmann（US MapleとDead Riderのギタリスト）が担当。「Scrolls」はバンドにとって特別な曲で、人々が予防接種を受け始め、コヴィッド封鎖から解放された後にBlab Schoolが書いた最初の曲だからです。その冷ややかなポスト・パンクのトーンは、リハーサル、ショー、たむろ、くだらないテキスト・スレッドなど、バンド生活への復帰に成功したBlab Schoolの高揚感によって和らげられます。(この曲のエンディングの “ビッグ・ダム・ロック “は、やや皮肉めいたものですが、心からの音楽的喜びの表現でもあります。）

Blab School結成後、ドラマーのデイヴは他のメンバーからほぼ3時間南のノースカロライナ州キャロライナ・ビーチに引っ越しました。しかし、Blab Schoolは今でも活動を続けており、リハーサルやライヴは、少なくとも全員が同じ地域に住んでいた頃と同じくらいの頻度で行っています。デイヴ曰く、「僕たちは今、2つの都市に住むバンドだけど、そのおかげで集中できるのかもしれない。だって、”ホーム “と思える場所が2倍も増えたんだから。つまり、ウィルミントンのFort Lowellに引っ掛けて、このレコードを出したのは、多かれ少なかれ、そういうことなんだ」。