12RODS – If We Stayed Alive

ARTIST :
TITLE : If We Stayed Alive
LABEL :
RELEASE : 7/7/2023
GENRE : ,
LOCATION : Minneapolis, Minnesota

TRACKLISTING :
1.All I Can Think About
2.My Year (This Is Going To Be)
3.Private Spies
4.Comfortable Situation
5.The Beating
6.Hide Without Delay
7.Twice

ツインシティを代表するインディ・ロックバンド、 12 Rodsのソングライター兼フロントマンであるRyan Olcottは、監禁中に未完成のRodsのデモを見つけたとき、驚いた。それは簡単なことだった。20年間忘れていた技術やテクニックを再認識するには、慣れが必要だった。彼は1週間ですべての楽器をレコーディングしたが、ボーカルはもう少し時間がかかった。「あの音域とパワーを取り戻すのに2、3日かかったけど、できたよ」。埃を払う必要があったクモの巣はとっくになくなっている。’If We Stayed Alive’ は、長年のファンが求めていたものすべてであり、ある者は「アメリカのRadiohead」と呼び、またある者は90年代最高のインディー・バンドのひとつと呼んだものへの完璧な入門編でもある。

これらの曲は22年前に書かれたにもかかわらず、そのサウンド、テーマ、ムードはエバーグリーンだ。リード・シングルのポップ・ナンバー “My Year (This Is Going To Be)” は、新しい時代への切符であると同時に、自己認識とユーモア、そしておそらくかすかな希望に彩られた過去の記念品でもある。”すべての計算で/すべてがとても、とてもクリアに見えるから/今年は私の年になりそうだから” 2020年の夜明けを見たとき、同じことを考え、ただ恒星の光と核の閃光を混同しなかった人はいるだろうか?完璧な、Beach Boysのようなハーモニー、クリーンでリズミカルなギター、グルーヴィーなベース、安定したドラム。

そして、これはアルバムに収録された7曲のバンガーのうちの1曲に過ぎない。アルバムのオープニングを飾る “All I Can Think About” は、世を憂うようなものから畏怖の念を抱くようなものまで、控えめな内なる一人言を歌っており、グランジ風の “Comfortable Situation” からスムースでラウンジ調の “The Beating” に至るまで、オルコットがただ前回の続きをしているのではなく、楽しみながらやっていることは明らかだ。

「正直言って」オルコットは言う、「今までの中で最高の素材だと思う。数年前、12ロッズの再結成アルバムが彼らのベストになり得るかと聞かれたら、どう答えたかわからない。しかし、UFOが地球を巡航しているビデオを見せられて、空軍大将が地球外生命体の仕業であることを否定しないと言われたら、私は「そんな馬鹿な」と言っただろう。2023年は地獄のように奇妙だ。そして、さらに奇妙になりそうだ。他に何が言える?12本の棒だ。新しい。私たちが待ち望んでいたすべて」