thanks for coming – “Loop”

thanks for comingは、デュオWater From Your Eyesの片割れ、Rachel Brownのソングライティング・プロジェクトだ。ブラウンは高校時代にシカゴで一人でレコーディングを始め(彼らの最初のBandcampリリースには「宿題をする代わりにこれらの曲を書いた」という説明がついている)、当初は初期の曲を秘密にしていた。

今日、ブラウンは ‘What Is My Capacity To Love?‘ というタイトルのEPをリリースすることを発表し、9月29日にDanger CollectiveからリリースされるEPに先駆けて、”Loop” というタイトルのニュー・シングルを発表した。

新作EPでブラウンは、自分たちが恋愛関係で繰り返してきた押し引きのパターンをバラバラにしようと試みている。主に別れた直後に書かれたこのEPは、”その関係で繰り広げられた小さな悲劇” をたどるもので、ブラウンが “Loop” で示した道筋に沿った駅を示すものだ。

「この曲は、このEPのほとんどの曲の前に書いたんだけど、この曲は、私が関わっていた相手と最終的に起こったことのすべてを予言しているようで面白いんだ」とブラウンは説明する。「EPの大部分は、その関係で起こった些細な悲劇の余韻に浸っているようなものだけど、この曲は唯一、何かが起こる前の曲なんだ。いい結末にならないことはわかっていたのに、結果がどうなるかわからないかのように、私はただそれに向かって走った。何よりも、この曲、このEP、そしてあの恋愛でさえも、具体的なことよりも、私の行動パターンについてだったと思う。熱中したり、失望したり、親密さを求めたり、でも実際には誰にも心を許さなかったり……。気がつくと、いつもとまったく同じ状況にいて、自分はまったく変わっていないのに、違うものになると自分に言い聞かせ続けていた。今聴くと、自分がいかに正しかったか、間違っていたらどんなに良かったかと思わずにいられない。でも、物事にはすべて理由があるんだ。やっとループから抜け出せたと思いたいね」

Posted on 08/10/2023