SMILEは、歌わないことを好むシンガーを擁するポストパンクバンドである。その代わりに、彼女は個人的な考察を織り交ぜた詩的な物語を語る。
リリースを予定する優れたデビュー作『PRICE OF PROGRESS』で、SMILEはポスト・パンクが2023年でも新鮮に聴こえることを軽やかに示した。彼らは自分たちが参考にしたものをドグマとせず、実験的で頑固なままでいる。物語的で、キャッチーで、ラフで、かわいらしく、シンガーのRubee True Feganの繊細で詩的な観察眼が、プロデューサーのOlaf Opalがまさに居場所に置いたバンドの完成されたサウンドと融合している。『PRICE OF PROGRESS』では、音楽的な “Sturm und Drang” の相互作用と、内省的な物語的視点の成熟が現れている。
