昨年、オークランドを拠点に活動するアーティスト、Maria BCは、スパースでヒプノティックな楽曲が満載のデビュー・アルバム『Hyaline』をリリースした。その後、彼女はブルックリンのエクスペリメンタル・ミュージシャン、Rachika Nayarとコラボレーションしている。そして今回、Maria BCは『Hyaline』に続くニューアルバム『Spike Field』を発表し、LPの最初の2曲を公開した。
Spike Fieldの名前は、核廃棄物の危険性を後世に伝えるために核廃棄物処分場の周囲に建てられた巨大な花崗岩のとげから取られている。Maria BCは、クラシックの訓練を受けた声と調律の狂ったベビースタインウェイを使って、新しいLPを家族の友人の家でレコーディングした。アルバムの最初の2曲、”Amber” と “Watcher” は、まるでGrouperを彷彿とさせるようなスペクトラルで瞑想的な曲だ。”Watcher” では、アーティストの幼なじみ2人がヴォーカルをとっている。プレスリリースの中で、マリアはこう語っている。「この曲は、他人の痛みと向き合い、彼らのためにどうするのがベストかを考えることについて歌っている」
