Joh Chase – “Gone”

L.A.を拠点に活動するクィア・シンガー・ソングライター、Joh Chaseは、繊細なオルタナティブ・フォーク、「Gone」で、温かくシンプルに人生の激動に立ち向かっています。

ワシントン州にある両親の家での作曲セッションで生まれた「Gone」は、音楽制作に対するJoh Chaseの最高のアプローチを具現化したもので、傷つきやすく、力強く、信じられないほど感動的。「この曲を書いているとき、自分の曲作りに新しい生命とエネルギーが宿っていると感じたんだ」と彼らは説明。耳の間に挟まれること間違いなしのリフレインを持つ「Gone」は、家のペンキの不一致のような気まぐれなジレンマから、人間関係の土台を揺るがしかねない深遠な自己実現まで、人生の無数の不確実性に触れています。

「Gone」は私の存在の賛歌。過去と未来に翻弄された私の人生。私の人生の赤いソロカップ、20代の混沌とした風洞、そして私のメンタルヘルス。私のジェンダーとセクシュアリティ。アナログのロックンロール・ギアのレシピに、ポストプロダクション・ミキシングの魔法をかけ、私はその上で泣き叫び、アーティストとしての自分を宣言します。この曲と、レン・ワーナーが監督したミュージック・ビデオをとても誇りに思っています。

Chaseは、私たちの人生における多くのものの無常さへの深い感謝を執拗に表現しています。音の使命である「Gone」は、私たちがいかにすべてをコントロールできないかを考察しています。過去の状況や不満から切り離し、現在に救いを求めることで利益を得る豊かな存在を生きるためには、この考えを心地よく受け入れなければなりません。

開いたかさぶたのように、チェイスのディスコグラフィーは心の旅を物語り、彼らのヴォーカルはジャジーな鋼鉄さと控えめな力強さを帯びています。常にソロ・アーティストとして成功を収めてきた彼らですが、ベーシストのマーク・ウォロッホとドラマーのBrendan McCuskerとのコラボレーションは、楽曲のプロダクションに印象的な光沢を加えています。

Elton Johnや The Cranberriesの時代を超越した感性に育まれたChaseの音楽的インスピレーションが、彼らの現代のインディー・フォーク・サウンドに聴こえます。これらの影響を直接語る彼らは、”世界の中で自分の居場所を見つけ、境界線を押し広げようとしながら、常にそのテンプレートを通して自分の音楽を考える “と語っています。これは、4月26日にリリースされる彼らのアルバム『SOLO』に期待させる見事なお誘いです。

Posted on 02/23/2024