ELLiS·D – HUMDRUM

昨年秋にリリースされた「Hullo, Reality」EPのサイケ・グラムなサウンドに続いて発表された「Humdrum」は、それとは対照的に、よりダークで捉えどころのないサウンド。The WytchesとTalking-Headsを足したようなサウンドの「Humdrum」は、破竹の勢いで不安を煽るニュー・ウェイヴ・ロック。すべてのパートをディクソン自身が作曲し、ハックニー・ロード・スタジオでプロデューサーのShuta Shinodaと(ホット・チップ、ジェニー・ベス)レコーディングした「Humdrum」の生来の落ち着きのなさは、エリス自身が説明するように、その不安な構想に根ざしています:

「この曲は、ある日の午後、ずっとどうしたらいいか困っていたビートをキットに乗せていじくりまわしていた時に、ちょっとした狂気の中で書いたんです。頭の中で複雑すぎるメロディーをイメージしようとしていたので、1つのコードにこだわってドラムに任せようと決めたんです。リリックでは、問題についての情報を得ようとしながらも、どうしてもメディアを通してセンセーショナリズムの無限の流れを摂取してしまうこと、そしてそれが日常生活の中で見出せるわずかな静けさに穴をあけてしまうことに触れています」。

昨年春、Brighton DomeとEventim ApolloでRazorlightをサポートしたエリスは、ブライトンのミュージシャンの移り変わりの激しいセットをバックに、The Goa ExpressとFlip Top Headとの共演、The DSM IV(80年代のMatchbox B-Line DisasterのGuy McKnightをフィーチャリング)と共にイギリスとヨーロッパをツアー、ブライトンのThe Hope and Ruinを完売させ、先月は7日間のIndependent Venue Weekツアーで全国をカバーしたばかり。

Posted on 03/05/2024