Cupid & Psyche – “Serenity Pit”

ロサンゼルスのポスト・パンク・バンド、Abe Vigodaの元メンバー、Michael VidalとJuan Velazquezがデュオ、Cupid & Psycheとして再結成した。彼らは10月13日にFelte Recordsからリリース予定のデビューLP ‘Romantic Music‘ からからのセカンド・シングルを初公開した。”Serenity’s Pit” は、先月リリースされた同プロジェクトのリード曲 “Angels On The Phone” に続くもの。

その前の “Angels…” と同様、この新曲はヴィダルとヴェラスケスのサウンドをドリーミーでシンセ・ポップ風の方向へと導き、以前のグループが好んでいたスパルタンで、角ばった攻撃よりも洞窟的なアレンジを選んでいる。”影が、私から滴り落ちる/私の望みを知っている、私のためにこうしてくれる” とヴィダルは、ドコドコと鳴るオートメーション・パーカッション、内臓のようなベースライン、遠く離れたエレキギターの上で歌う。 “感覚を混乱させる、明らかなのに/意味を失う、言われれば言われるほど”。

ヴィダル自身によるこの曲のヴィジュアル・トリートメントは、光と影の実験をフィーチャーしたスライド・ショーであり、湧き出る水、落下する水、淀む水、後期資本主義による殺伐としたモニュメント、”is it possible to kill god!!!?” とGoogleで検索するとタンパのデス・メタル・バンド、Decideのウィキペディア・ページにたどり着く、蜘蛛の巣、バルコニーに立つ着飾ったマネキン、そして “Be Awesome Today” と書かれたTシャツをフィーチャーしている。

Posted on 08/30/2023