Canty – “Follower”

イースト・ロンドンのシンガーでマルチ・インストゥルメンタリストのCantyが、Full Time Hobbyと契約を発表した。10代前半まで独学でミュージシャンを学んだCantyは、オルタナティヴ・ポップとインディの奇妙な世界を横断する、想像力豊かでオリジナルな音楽を創り出す。

最初は、その謎めいたパフォーマンスと(Syd BarrettやMarlene Dietrichを彷彿とさせる)催眠術のようなバラードで賞賛を浴びたが、Cantyのディストピア的なオードは、超越的なものと日常的なものの間の崖っぷちでバランスをとりながら、解散と絶望に直面して揺らめいている。

本日、キャンティはデビュー・シングルと “Follower” のビデオを公開した。サンプリングされたヴォーカルが歪んだ不気味の谷のような雰囲気を醸し出すこのシングルは、今夏リリース予定のAA-side 7インチからの収録。

ビデオの中でCantyは、実在する場所や想像上の場所、クラクトン・オン・シー、イーストゲート・ショッピングセンター・バジルドン、ダゲナムにあるキャンティのナンズ・ハウス、夢のような森、パブなど、彼らの身近な場所を抽象化したA.I.の前でパフォーマンスしている。
この曲についてキャンティはこう説明している、

「”Follower” は、セルフレジのカメラと顔認識に対する異教徒のラブソングのようなものとして生まれた。デジタル依存と不気味の谷に対する私のストーカー・ソングだ。シンガーは、サイバネティックなディストピアの中で、覗かれる側であると同時に覗かれる側でもあり、最終的には現実世界の状況に直面する」

Posted on 08/29/2023