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「マンチェスターの冷徹な影を纏った、2026年型ギター・ポップ」—— Total Pleasure、デビュー EP からの先行シングル『Dreadful Day』を公開

Los Angelesを拠点とする4人組 Total Pleasure が、2026年5月15日にリリース予定のデビューEP『Fear of Passing』から、第1弾シングル「Dreadful Day」を公開しました。この楽曲は、ニュージーランドのDunedin Soundが持つ明るいメロディシズムと、1980年代のマンチェスター・アンダーグラウンドを彷彿とさせる冷徹なストイックさの間を揺れ動く、彼らの独創的なスタイルを象徴しています。Jonathan Carias による、突き放したようでありながら深く感情に訴えかけるバリトン・ヴォイスが、タイトなモータリック・リズムと共鳴し、現代のギター・ポップにおける新たな影の領域を提示しています。

「Dreadful Day」は、EPが持つ感情のスペクトラムを鮮やかに描き出しており、荒削りで急き立てるようなギターのスタッカートが、やがてリバーブの効いた深い霞の中へと溶け込んでいく構成が特徴です。Black Tambourine を思わせるファジーな即時性と、初期 Joy Division のようなミニマルなリズムを織り交ぜたサウンドは、単なるインディー・ポップの枠を超え、地下室に漂うような深い憂鬱を伴うムード・ピースへと昇華されています。急進的なエネルギーと抑制された美学が共存するこのシングルは、à La Carte Records から放たれる期待の新星による、鮮烈な名刺代わりの一曲となっています。