review

Ambulanceいきなり泣けるフレーズで始まるから参っちゃう。今までのリリースペースを考えると2年連続のリリースは予測してなかった。たぶん中心人物が並行してやっていたバンドから、こちらに専念したのではないかと思われます。2曲目に進んでもいきなりは継続して一気に引き込む。つまり今作は前作のような前振りや後書きはそんなに長くなく、歌部分に焦点を当てた作品になっている。でも強力なメロディではないし、ヴォーカルも弱めの音量だから歌重視ってことでもないというか、ふんわりと優しくそしてじわじわと泣かせる。そして前よりフォーク度が上がっていて、特に後半はRed House Paintersを聴いているようかの気分になる。激しく情熱をアピールしてくるバンドや音楽よりよっぽどエモい作品です。