Review

物凄くはっきりとした口調で、あたし凄いって聞こえてきた。その自信は何処からやってくるのだろう。そういう割にはキャラ設定が中途半端で未だにどのいう対応をしたらいいのか分からない。思い切ってカミングアウトしてくれないかな。

こちらの男性は、カミングアウトしたのではなく、あまりに美しい歌声に、ただこちらの勘違いだけであった人。きっと初めて聴いた人なら女性が歌っていると思うはずですが、アルバムを聞き出してから何曲か経過したけど、なかなか美声が出てこない。

結局4曲目にしてヴォーカルがやっと登場する。それまでといえば、重々しいサイケフォークの連続で、このまま最後まで行ってしまうのではと、それもありかと期待しつつもドキドキしながら聴いていた。最終的に歌入りは3曲のみで、彼らの作品の中では、若干実験寄りな内容になっている。新しい部分としてはもっとドロドロした作品は他にあったけど、歌入りにしてもドゥームが背後にあったりと、重たさに比重を置いてる点。最後の方で一瞬光りが差し込む部分もあるけど、とにかく暗さが今回のテーマのようです。