「Jolifanto(ジョリファント)」は、ヒューゴ・ボールの代表的なダダイスト表音詩である「Karawane(カラワン)」の最初の言葉である。この詩が1916年にキャバレー・ヴォルテールで初めて朗読されたとき、作者と観客は恍惚状態に陥り、観客がボードに向かう中、疲れ果てたボールはステージから運び出される羽目になった。
それから1世紀あまりが経ち、偶然が重なったおかげで、「ジョリファント」は2人の強力な音楽的存在が共演するアルバムの名前にもなっている。全く異なるシーンから出発したアーティストたちは、実験への貪欲さ、好奇心、音楽におけるリズムの探求への情熱において収斂している。
「Jolifanto」は、フラメンコの影響を受けながら、一見遠い領域へと広がっていくポリリズムによる不可解な爆発である。即興的なものと綿密に計画されたもの、聴くことと反応することの間の緊張に突き動かされて前進する作品には、ダダイズムの精神が非常によく表れている。ZA! とPerrateは、ルーツからレイブまで、何一つ場違いなことなく旅する有機体である。