YOTO – Levure

ブエノスアイレスのアーティスト、YOTOことイグナシオ・サンドヴァルをKit Recordsファミリーに迎えることができ、大変光栄です。

声、ギター、パーカッションを基盤とするYOTOの音楽は、南米の民族的伝統に根ざしています。サンプリングとシンセシスによって、これらの基本要素を共食いさせ、焼き直して、YOTO独自のハイパー・フォーク・ブリコラージュを形成。

同じアルゼンチンの境界を押し広げるアーティスト、アイルーやヴィック・バンのように、YOTOの視点は常に移り変わるもの。軽妙なギアチェンジ、歪んだサンプル、膝をくねらせるようなテンポを支えるのは、ある時はシンセサイザーのように、またある時はクランチーにハーモニーを奏でる合唱団のような彼のヴォーカル。

その結果は、恍惚とした発酵のマイクロバイオームを呼び起こすもの。Levureが、サンドバルの幼少期のお気に入りのパン屋さんへのラブレターであることは、驚くことではありません。