Yoke – Yoke

ARTIST :
TITLE : Yoke
LABEL :
RELEASE : 10/20/2023
GENRE : ,
LOCATION : Newcastle Upon Tyne, UK

TRACKLISTING :
1.Coil
2.Rubies
3.Kiln
4.Working Person
5.Me-Time

”バカでかいアンプとフィードバックの自己満足的な喜び”という一連の言葉があなたのモーターを動かすなら、はあなたの新しいお気に入りのバンドになるかもしれません。

YokeのギタリストであるDaniel Foggin(Smote名義でコズミックでヒプノティックなサイケデリック・ロックもレコーディングしている)のこの言葉は、彼の弟であるTommy Foggin(ヴォーカルとドラム)、Mark Brown(同じくSmoteのメンバー)のベースと共に、この素晴らしいパワー・トリオを結成した彼の言葉。5曲35分のS/T LPは、まさに圧巻。

拷問調のイントロからネアンデルタール的なリズムの”Me-Time”まで、Yokeはメタル、パンク、ノイズ、サイケの溶けた塊。

ダニエルは、神秘主義的な傾向やフォークの影響など微塵も感じさせない、悲哀に満ちた歪んだアンダーグラウンド・ロックの出口を渇望していたようで、アメリカのドゥーム過激派Khanate and The Body、Butthole SurfersとShit & ShineをミックスしたUSA/Mexico、グロテスクなブルックリンのTwin Stumpsなどが、影響を受けたバンドとして挙げられています。彼らの出身地であるイングランド北東部には、Drunk In Hell、Foot Hair、Khünntといった最近の歴史に名を残すバンドがおり、この面でも素晴らしい血統を持っています。

‘Yoke’は’Smote’とは明らかに異なる作品ですが、リフのパワーという点では共通していますし、フォギンズとマークの2人は相変わらず、殴りつけるような反復で聴く者を圧倒します。ダニエルは、”Rubies”のように、ストゥージズのような意表をついたアシッド・ヴァイヴのソロも披露。”Kiln”ではトミーがノリノリのリズムを刻み、歌詞を一音節ずつ詰まらせ、あとはジャンクなギター・ノイズとローエンドの重厚さが奏でます。Working Person」はYokeの最もアップテンポな曲で、ダニエルはサイケデリックなスピード・フリーク・モード全開。

このように、バカでかいアンプとフィードバックを前面に押し出したサウンドに興奮したことのある人には、耳を焦がすような1枚。