サプライズ。ニューシングル ‘Blóðberg’ をリリースしたアイスランドの大御所、Sigur Rósは、10年ぶりのニューアルバムを6月16日深夜にリリースすると発表しました。ÁTTAというタイトルで、JónsiとベーシストのGeorg Holmとともに、2012年に脱退したバンドメンバーのKjartan Sveinssonの復帰作となっています。
3人の音楽家は、「ドラムを最小限にし、音楽が本当にまばらで、浮遊感があり、美しいものにしたかった」とJónsiは言います。「私たちは年をとって皮肉屋になったので、何かを感じられるような感動を与えたかったんです!」とJónsiは言う。
また、Sveinssonは「自分たちが少しドラマチックで、遠くまで行けるようなアレンジにしたかったんだ。世界は今、それを必要としている。表現するのは難しいですが、私にとってすべては常に解釈の余地があるものです。人々はどう考え、どう感じることができるのか。」
「音楽が求めていたものであり、自ら語ったものだ」とHólmは言う。「このアルバムはSigur Rósのアルバムのように聞こえるが、以前よりも内向的なサウンドになっている。このストリングスの音はとても広がりがありますが、外よりも内を見ています。」
このストリングスは、Robert Ames指揮のLondon Contemporary Orchestraが担当し、アイスランドのアンサンブルでSigur Rósのコラボレーションの常連でもあるBrassgat í balaによるブラスも入っています。
Jónsiは、「この作品を作るとき、いつも各アルバムが最後の作品になるかもしれないと話しています。気候変動、ドゥーム・スクロール、地獄行きについていつも考えているんだ。このアルバムを作るにあたって、世界は少し暗いと感じたが、もしかしたら希望があるかもしれない。闇があれば、光がある。」