Powerplant – Grass EP

ARTIST :
TITLE : Grass EP
LABEL :
RELEASE : 7/14/2023
GENRE : , ,
LOCATION : London, UK

TRACKLISTING :
1.Grass
2.Broodmother
3.Walk Around (Hang My Head)
4.3 Medallions
5.Beautiful Boy

昨年リリースされたカセットテープ ‘Stump Soup’ に続き、がシャープな5曲入りEPをリリースした。Powerplantはリリースのたびにサウンドを変化させ、変化させ、回転させているが、このEPでもそれは変わらない。ドラム・マシーンの硬質なマーチは、かつてないほど決然と力強くなった。’Grass’ は、実りのない時間を過ごすことに反対する彼らの運命論的マニフェストである。押しつけがましい思考や幽霊のように、過ぎ去る時間というテーマがすべての曲に入り込み、行動を呼びかけている。Powerplantは、改心した信者のように、あなたを導いてくれる。

バンドリーダーのTheo Zhykharyevは、「悪くなる前に悪くなる」 と言う。「事態が好転し、これらの曲を発表する絶好のタイミングをずっと待っていたが、出来事の軌跡から判断すると、これはこれで良かったのだ」。このEPは、失われた時間を取り戻すべく、タイトル・トラック “Grass” で幕を開ける。Powerplantのキャッチーなセンスと複雑な曲構成への愛情が前面に出ており、まだまだ続く怪しさを予感させる。 “Broodmother” は、軍隊のドラム、歪んだベース・フック、不吉なヴォーカルで、邪悪で歪んだ軍隊の行進のようだ。”Walk Around – Hang My Head” は、まるで80年代中期のストラングラーズの4曲入りデモのようで、ボーカルはチョップして唸り、奇妙なツィングを効かせている。”3 Medallions” は短いインストゥルメンタル・インターリュードで、ファイナル・カットの “Beautiful Boy” へと続く。80年代のシンセ・ポップのような珠玉のメロディで始まるが、最後は初期のワイヤーやアート・パンクの亡霊のようで、これが彼らの唯一のリリースになるかもしれないことを知りながら、さまざまなハプニングで1秒1秒を大切にしている。幸いなことに、’Powerplant’ はそうではない。