Pile – Songs Known Together, Alone

Pileは初心に戻ります。Rick Maguire(リック・マグワイア)が結成したインディー・ロック・バンドは、8枚目のスタジオ・アルバム ‘Songs Known Together, Alone’ を Exploding in Soundからリリース。このアルバムは、通常のアルバム展開ではなく、Pileの過去の楽曲をマグワイアがソロでレコーディングしたもので、ワンマン・プロジェクトとしての Pileの原点に敬意を表しています。

‘Songs Known Together, Alone’ は、マグワイアがニューヨーク州北部で3日間かけてライブ録音したものです。彼は Pileの15年間のキャリアを熟読し、曲に手を加えて新たな意味や目的を見出しました。Pileのファンであれば、それぞれの曲の骨組みには見覚えがあるでしょうが、このような状況下では、それらは心地よく異なって感じられます。「”I Don’t Want to Do This Anymore” は当初、2017年のアルバム ‘A Hairshirt of Purpose’ に収録されたインストゥルメンタル曲でした」と、マグワイアはプレスリリースで語っている。「すでに存在している曲に言葉を加えるというアイデアは、まるで真っ白なキャンバスのようでした…多くの可能性に開かれていて、空白だけを埋める必要があるように感じましたし、それを文字通りにも抽象的にも好きなようにできました」

2007年にリリースされた ‘DEMONATION’ に収録されていた “Build a Fire” がリニューアルされたことについて、マグワイアはこう続けています。「偶然にも、レコードの最後を飾るこの曲は、2006年にこのプロジェクトのために書いた最初の曲だったので、象徴的な感じがします。このレコードは、いくつかの曲の章を閉じるような感じがします。もう二度と演奏しないというわけではありませんが、15年経った今、このプロジェクトを始めた時とは別人のように感じていますし、この後、バンドが異なる領域に踏み出すことにワクワクしています」

Songs Known Together, Alone

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