Outlander – Acts of Harm

Outlanderは、この10年の間、英国内外のステージに出没し、その陰鬱で苛烈なシューゲイザー・ブランドを、BosskやGrivoといったこのジャンルの大物アーティストとのツアーや、Dunk！やArctangentといったフェスティバルのサポートに提供してきました。

2021年のEP「Sundowning/Unconditional」に続く「Acts of Harm」は、バンドが最も内省的で、ダスターやコデインの物憂げなスローコア、Swervedriverや Catherine Wheelの夢のようなシューゲイザー、Kowloon Walled CityやTrue widowの角ばった氷河のような砲撃の間の広大なグレーゾーンをサウンド的に探求している作品。

大人への和解を描いた親密な青春の記録である「Acts of Harm」は、ありふれたものの中に美と絶望を見出し、現代社会における正常さの脆弱なバランスを支える衰退のサイクルを探求。パンデミックの間に少しずつ集められ、Neil Kennedyがサウサンプトンのザ・ランチ・プロダクション・ハウスで2年がかりでレコーディング。リビングルームの窓越しに虚ろな視線を送る「want no more」、コミュニケーション不全に陥る「new motive power」、カタルシスをもたらす「lye waste」、そしてその先にある危うい静寂……