Odalie – Puissante Vulne​́​rabilité Reworks EP

MESHからリリースされ、高い評価を得た2023年のデビュー・アルバム『Puissante Vulnérabilité（力強い弱さ）』に続き、Odalieは3人のアーティストによるリワーク集をリリースする。

Odalieのオリジナル・アルバムの核となる信条は、協力は競争よりもはるかに価値のあるツールであるという概念を支持することだった。これをテーマの出発点として、Odalieは、形式的な音楽性の枠の中だけで活動するのではなく、新しいアイデアに自分自身を開くことの可能性を引き出す試みとして、コントラストと実験、生の感情とさまよう即興に満ちたレコードを作り上げた。それゆえ、彼女が3人の全く異なるアーティストを招き、オリジナル曲の再制作を依頼するのは理にかなっている。

オープニングを飾るのは、サウンド・デザインとモーション・グラフィックで活躍するアーティスト、Sebastian Veyan（セバスチャン・ヴェヤン）で、「Caresse」を非常に視覚的かつリズミカルに仕上げている。次に登場するのは、Meshの常連であり、自然と人間との融合を探求し、数々の広大で野心的なサウンド・プロジェクトを生み出してきたリールだ。彼がフリップした「Battements」では、IDMテイストのグリッチとブロークン・ビートのスパイラルが展開される。シンガー・ソングライターでありギタリストでもあるClaire Daysは、’Danse des Astres’のソフトなアンビエンスを、楽器編成を拡大し、声とギターのタッチを慎重に加え、オリジナルに詩的な新たな傾斜を与えている。