Nora Kelly Band – Rodeo Clown

ARTIST :
TITLE : Rodeo Clown
LABEL :
RELEASE : 8/25/2023
GENRE : ,
LOCATION : Montreal, Québec

TRACKLISTING :
1.Mmm-Delicious
2.Lay Down Girl
3.Catch A Bone
4.Horse Girl
5.Heartbroken Over a Man
6.Deja Vu
7.Purgatory Motel
8.Rodeo Clown
9.Roswell
10.Tonka

の1stフルアルバム ‘Rodeo Clown’ は、スローバーナーからフットストンプまで、カントリーの影響を受けた様々なスタイルで展開されるが、あるテーマがそれを束ねている。バンドリーダーのケリーは、ピエロの絵に描いたような笑顔は、彼女が好きな部分でもあり、克服しようと努力している部分でもある、と語る。

「ピエロの役割は、おどけた演技で観客を笑わせることだと知っていますが、その裏では、彼らが本当はどう感じているのか、まったくわからないんです。私も同感です」とケリーは語ります。「私は、人を喜ばせることが好きすぎて、心の中で笑っていなくても、相手を安心させることを気にしすぎてしまうことがあります。このアルバムに収録されている曲の多くは、そうした習慣を断ち切り、自分自身のために立ち上がるために歩んでいる旅に、何らかの形で言及しています」

ケリーは、このアルバムに収録されている曲の多くが、人生の不条理を笑ったり、ウィンクしたりする、自分の中の本物の道化師を受け入れる、楽しくて仕方がない曲であることをすぐに指摘する。「以前やっていたパンクバンド、DISHPITでは、ドラマーが犬の鎖で観客の中を歩いたり、偽の血を吹きかけたりといった、クレイジーなスタントをパフォーマンスでやっていたんだ。その曲の歌詞の中で、いろいろなキャラクターを演じていたんだ。そして、Nora Kelly Bandの曲の中でも、もっとたくさんの人物に出会えますよ」

その一例として、「いつも給仕にチップを渡すけど、牛にはチップを渡したことがない」と嘆く「都会の馬娘」。また、神との契約では、退屈な天国ではなく、煉獄モーテルにチェックインすることを要求する。あるいは、ヒップスターが中古の宝物を自慢げに語る。ユーモアの中に、死や意味、未知なるものに対する悲痛な反省が散りばめられており、”Catch a Bone” や “Roswell” などはその代表的な作品です。

「Rodeo Clownは、時間的なプレッシャーがなかったため、音楽を作る上で最も楽しい経験でした。」 27歳で、バンクーバーで10代の頃からバンドで演奏してきたKellyは言う。「パンデミックは孤独で孤立した感じでした。しかし、そのおかげで、レコーディングを探求するスペースが生まれました。クリエイティブな友人たちとの交流の場にもなったし、再会することもできた。彼らは優れたミュージシャンで、バンジョー、ペダルスティール、オルガン、バイオリンなど、パンクとは言えない楽器を演奏する。週末になると、モントリオールのマイルエンドにある私のアパートやシャバネルの倉庫のジャムスペースに集まって、私がうだうだ考えていたどんな曲でも、それを実現させるためにみんなで協力し合った。」

「その結果が、このアルバムです。でも、私にとっては、それ以上のものでした。Rachel Silverstein(ハーモニー、キー)Vader Ryderwood(ハーモニー、ベース)Dylan Keating(ペダルスティール)Ethan Soil(ドラム)Ellie MacPhee(バイオリン)との友情はとても大きくなり、世界が再び開けたとき、私たちは演奏する気満々で、今でも毎週日曜日には会ってアレンジを練り、私の週の最高の時間となっています」